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執筆者の写真mami

エンちゃんのこと


エンちゃんが後ろ足をびっこひいているのに気がついて4日目に

近所のイアンのところに連れて行って診てもらった。


骨肉腫だって。


大型犬、骨肉腫で検索するとね、

もう絶望的なことしか出てこない。


びっこをひきだす4日前まで、

楽しくビーチ散歩もしたし、プールでも泳いでたし、

ご飯もいっぱい食べるし、

本当にいつもと変わらず元気いっぱいのエンなのに

突然の余命宣告ですよ。


毎日毎日朝から晩まで英語のサイト、日本語のサイト、

もう検索し尽くしました。


泣くとね、エンが顔をペロンとしにくる。


選択肢がどれをとっても泣けてくる。


1 骨肉腫ができた脚を切断、その後、抗がん剤治療。

(余命1年以上は数%のみ、2年以上は絶望的)

2 切断はするが、抗がん剤治療はせず。(余命3、4ヶ月)

3 切断はせず痛み止めの服用。(余命1、2ヶ月)


骨にできたガンの痛みは想像を絶する痛みなんだそう。

だから脚を切断するのは治療のためではなくて、

ワンちゃんを壮絶な痛みから解放してあげるためなんです。


いろんなブログを読み漁った。

きっとみんなみんなすごく悩んで、

たくさん泣いてワンちゃんのことを一番に考えて出した結論なんだろうな。


夫や長男は、「もう検索するな」と言った。


でも全部知った上で決断したい。


エンの後ろ足は両方とも股関節形成不全。

1歳になるちょっと前から痛みで歩けなくなったので

1歳すぎに片足だけ手術をした。

両方する予定だったけど3本で問題なく歩けて走れるようになったので

もう片方はしなくてもいいということになった。


そして今回骨肉腫になったのはその手術をした脚。


どんどん進行して痛み止めが効かなくなった時、

支えになっている脚を切断してしまったらエンは歩けなくなっちゃうな。

でも片足で泳ぐことはできるのかな。

ライフジャケットがあれば泳げるかな。

車椅子という選択肢もある。

けど、リハビリしている間にエンちゃん力尽きちゃうかもな。


エンには、最後まで痛みに苦しむことなくわがままでいて欲しい。


それが夫と私の願いです。


イアンはとっても信頼できる獣医さん。

でも今回だけは誤診だったらいいな。


と、ここまで書いたところで

エンのガンの詳細を調べる為に午後からSASHの腫瘍専門のドクターに会ってきた。


SASH は24時間体制の動物病院で、

最新のテクノロジー、各専門医が揃った素晴らしい病院です。 9年前、エンちゃんもここで人工関節の手術をしてもらったおかげで 歩けるし走れるようになった。


残念ながらイアンは誤診ではなく、SASHでエンちゃんの骨肉腫が確定された。

でも3つしかないと思っていた選択肢が1つ増えた。

脚は切らずに放射線治療で痛みを和らげるというのもあるそうだ。

エンのように残る後ろ足が悪い場合はこれも選択肢の1つなんだそう。


なので明日から放射線治療をしてもらうつもりで予約して帰って来た。

SASHは家から20分ほどのところにあるのでありがたい。

近所には信頼できるイアンがいるし、

犬の保険に入っているので高額治療だって受けさせてあげられる。

とても心強い。 エンちゃんのタイムリミットは4−6週間。

放射線治療をしたら少し延びて2−4ヶ月。


週2回、朝ごはんを抜いて全身麻酔をして放射線治療か。

放射線治療といってもガンを消すわけではなく、ただ痛みを和らげるためのものらしい。


家に帰って美味しそうにご飯にがっついているエンちゃんを見ていたら


治療でぐったり疲れさせるよりも

今泳ぎたい時に泳がせてあげて、食欲あるうちに美味しい物をたくさん食べさせてあげて

んでたくさんお散歩して楽しい時間がたくさんの方がいいんじゃないかと思い始めたので

急遽明日の放射線治療をキャンセルした。


今の私は泣いたり笑ったり忙しい。


コロナ騒動で、夫は今日から月末まで在宅勤務になりました。

エンとマリーと一緒にお散歩できる時間が取れるのは不幸中の幸いだったりする。


雨でもおかまいなしにぐいぐい引っ張って力強く歩く昨日のエンちゃん。

キッチンにいるとご飯、ご飯とうるさいし、少し太陽が出るとプール、プールとうるさい。


本当にあなたは病気なんですか?


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mami  Sydney, Australia

​これまでのブログはこちらです。

http://members.optusnet.com.au/mssyd/

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